STの本棚

琉球新報　2019年6月24日付

識字率99% が疑わしい、
70年ぶり調査へ　

という旨の記事が掲載された。


記事には不登校、虐待、外国人が
例として挙げられていたけど、

99%という数字がある意味秀逸・・・。

100% だと、
さすがに変に思う人は多いだろうに

1%の数字を残しておくことで
「ああ、よんどころない事情の人もいるだろうし」 と
判断が甘くなる気がする。


そもそも
ひらがなが全く読めない人＝1.7% だったのを
切りよく 1% と報道したっぽいし

新聞の内容が理解できる人にいたっては
2/3程度だったらしい。


そんでもって調査対象者への連絡が
書面だったらしいから、
字の読めない人は
そもそも試験会場に来ないじゃん・・・。

（ろう者に防災無線で呼びかけるようなもんだ）



この前、「オオカミ少女はいなかった」 という本を
紹介したばかりなのに（→★No.158）

それでも数字を盲信している
おバカな私。


少し考えるだけでも

・「識字率」 の定義は？
・どのくらい 「読め」 れば識字OKなの？
・盲の人は点字で問題提示すべきよね
・同様に、弱視の人は大きな字で
・LDで読字が苦手な人で
　まったく字が読めない重度の人っているんだっけ・・・？

うわ～わかりません！

まったく答えられません！

STなのに！
お恥ずかしい！

こんなに知らないのに
なぜ 「識字率99%」 を疑えなかったんだろう。

それとも無知だから信じ込むのか。



この調子でいくと
オオカミ少女はどこにでもいそうだよ。

これは 心してかからないと
近年に話題のフェイクニュース発信源に
なってしまうね・・・。










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