2016年08月08日

相模原殺傷事件で、納得のいく記事

この事件がおきて以来、
ずっと
モヤモヤと考え込んでいた。

マスコミは
薄っぺらい理想論しか報道しないので
不満だったところ、
先日、かなり納得のいく記事が掲載された。


【掲載紙】
・琉球新報、2016年8月4日

【記事の見出しなど】
・東京新聞提供 こちら報道部
・相模原殺傷事件
・「社会の的排除」の確信犯
・「命は命でしかない」


ほぼ1面を使った大きな記事だ。

この記事、
私がもやもやと考えをめぐらせていたことに
すべて答えてくれたと思う。


それまでに見たり聞いたりした報道は
おしなべて
・命は尊い
・残虐な事件
・容疑者は異常な考えを持つ

というスタンスばかりだったが、
そんなに
キレイなもんじゃない、と思っていた。

「障害を持つ人は幸せだ」
「この子らを世の光に」

などというフレーズに
賛成!その通り!と
表明している人たちは多いようだけど、

どうも
「耳障りの良さ」 に
飛びついただけのように思えてならなかった。

ああいうことばを唱えた人たちは、
そんな簡単な気持ちで
発言したわけじゃないはずだが。

現実が
そんなキレイごとではやっていけないからこそ、
介護者による無理心中とか
介護殺人とかが
起こるのだろう。

この事件は
必ず安楽死・尊厳死の思想につがなる、と
思ってはいたが

それを
かなりクリアに表現しているのが
上記の記事。

著者は
経済の観点が尊厳死の判定に持ち込まれることや
国の施策の方向性についても
憂えていらっしゃる。

今まで数年間、
さらに今回の事件が起こってからは
容疑者の思考と自分の思考が
似ているのではないかと思い
考え込んでいたが

この記事を読んでスッキリした。

今の私の考えは、
経済性を基準に
障害者に「死」が適用されることが
あってはならない、というもの。

あくまでも
本人の希望と利益のために
判断されるべきもの。

大原則に立ち戻っただけかもしれないが
自分自身が心から納得できたので
かなりスッキリした。
(たぶんこれからも考えは続けるが)


非常にクリアにまとめられている記事で、
私にとっては非常に衝撃的だった。
ちなみに
この記事を まとめるまで
4日もかかった・・・。


おそらく
地方紙にも一斉に掲載されているはずなので
未読の方は
ぜひぜひ、ご一読ください。








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Posted by もとい at 10:00│Comments(0)STのツブヤキ
 
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