看護のための精神医学
No.137
手にとって、まずオビに目を取られた。
「看護できない患者はいない」、で始まる名著。
だそうだ。
わ~、なるほどね。
確かに、どんな人であろうが看護はできる。
医師やリハが何もできなくても、看護はできる。
(リハは何か「出来たい」けど、どうだろう・・・?)
このセリフで、ワタシの世界の枠組みが変わった。
言葉はモノを切る、とは養老先生の有名なことば(だと思う)けど、
これがまさにそうでした。
久しぶりに、こんなにスパッと切れた感じ(笑)。
私は精神医学に触れたことはほとんどなく、
勉強もしてこなかった。
なので精神科(の患者さん)のことは
「ちょっとコワイ」と思っていた。
以前、心の恩師にこの話をしたら
「それは知らないからだよ」と言われ
この時も認知の枠組みがスパッと組み直された憶えがある。
あれから何年たったことか、
やっと本を1冊読んだことになる。
内容は、(私、ど素人ですが)
症状の変化や実際の接し方など
いわゆる「ふつーの教科書」には載ってないことが満載。
個人的には
最終章の「感染症」・・・スペイン風邪とか
あのへんの理論がとても興味深かった(精神科とは違う部分じゃん!;笑)
なるほどそう考えるのね、と
ここでも認知の枠組みが(略)
一番はじめに読んだ精神科関連をお勉強する本が、
この本で良かった。
この間までの私のように
「精神科ってちょっとコワイよね」と思っている方におすすめ。
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